Unity Runtime Feeのポリシーを見直し

Unityがゲームエンジン「Unity」の価格体系を改悪し、ゲームがインストールされるたびに料金が発生するという飛んでもない設定である「Unity Runtime Fee」を導入すると発表したのですが、これにゲーム開発者から大きな反発が起き、その問題の大きさからフィードバックを受ける形で、ポリシーを見直すのだそうです。

Unity

Unityといえば、Unreal Engineと双璧をなす2D3/Dゲームエンジンなのですが、これまではデベロッパーの規模と収益に応じて利用料を払うという価格体系で、小規模であれば無料で利用できるということもあり、インディー開発者にとっては心強い存在のゲームエンジンでした。

しかし、ゲームのインストール数を基準とした「Unity Runtime Fee」を加えるという変更は、誰が聞いてもおかしな変更で、Unityエンジンを利用しているゲームがダウンロードされただけで、ゲーム開発者らが追加の料金を支払う可能性が生まれることになるわけですから、これでは無料ゲームを作ることなんてできませんよね。

まぁ、これんいは同社従業員であった人物から「新料金形態については、多くの社員が反対していた」といった内容の証言や、新料金形態の発表後に同社を離れたとする人物もいるようで、どう考えてもこの料金体系を進めていた人物は、頭がおかしいですよね。

Unity自体、財政が厳しいようですけど、それを回復するための策だとしたら、まったく馬鹿げていて、だれも使わなくなってしまうかもしれないという考えには及ばなかったのでしょうかね?

なにやっても胡坐をかけるほど業界を独占しているわけでもなく、どちらかというとUnreal Engineに引きされつつあるのに、アホな経営者を持つとエンジニアは大変ですね。

LINEで送る
Pocket